2012年03月28日

木活協の

成果報告会に、意匠WG長中山茂氏、構造WG長宮本昌司氏と
参加してきました。

各事業の報告、それぞれ主体も取り組んだ内容も異なりますが、
行政単体、企業単体、組合単体ではなく、グループを組んでの
参加というかたちは同じ。

徳島県木造建築研究会も、「徳島県内の木材生産状況の情報整理」
を作成できたこと、林業から製材、加工、流通、設計、設計等々、
各立場をフラットに俯瞰できるこの資料ができたことを技術支援の
大きな成果として報告しました。

行政の方が、「林業の部課と営繕課が一緒にこの報告会に出席できた
ことが一番の成果」と話されたり、いろんな事業で、各分野の人たち
が一緒に一つのことに関れたことを成果として報告されました。


・木材を別途発注にしたときの瑕疵責任のあり方は?
・森林課と建築住宅課共催の勉強会
・流通していない「曲がった材」に価値を見出してあえて使う
・木材コーディネーター!!
・支給木材特記仕様書→請負向け
・調査木材特記仕様書→木材納入業者向け
・施設の耐震化に、木造化、木質化をからめていく
・木造施設のプロポ参加者に、事前に地場の材の状況を説明しないと


報告会冒頭で、三井所技術支援委員長
「我々がかつてRCに取り組み始めた頃と、今木造に改めて取り組
もうとしている状況はよくにている。RCはその後基準、仕様書が
整備されて、いまやRCなら誰でも標準以上のことができるように
なったところで、あらためて木造を一からやりはじめる。はじまった
ところだから全国どこでも状況は同じ・・・」

シメの平野さんの総括の中で
「いまあらためて木造に取り組むということは、いわば右利きの人が
左利きでなにかしようとするようなものかもしれない。脳から信号を
発し続けて、神経細胞を増殖させて、ネットワークをつくる・・・。
ひとつできたからといって充分ではなく、長い訓練が必要ではないか。
息切れしないように・・・」


120328.jpg
平野さんのPPT


報告会終了後の懇親会にも参加。
そこで、「こんな立場の人がいればいいな」とおぼろげに思っていた
まさにそんなひとに遭遇!!

sound wood(s)の能口さん!
みなさん是非HP見てみて下さい。


いろいろ話しさせていただきました。
・山にお金が還せることをまず念頭に、全て発想するべき。
・つまり再植林、育成のためのお金を戻せること。
・付加価値を見出して、きちんと売ること。
・林業から製材、乾燥、流通、(能口さんは設計もされる)他
 全てをわかる人材を育てている。
・ある建築に必要な材料を集めて供給できるコーディネーター。
・自分の製材所で一年から一年半分くらいの備蓄を既に始めている。
・全国の、大径材(立ち木)のデータベースを構築している。
・使えていない元玉を使えるようにするには設計の智恵が必要。


来年度の最初のほうで講師としてお呼びして、実際に各立場を
俯瞰する人材を育てている「眼」でお話を伺って、我々も
「俯瞰する感覚」を感じてから、各論に入って行ったらと。

思います。素晴らしい出会いでした。




posted by mokuken at 09:25| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
内野さん
昨日はお疲れ様でした。

 NPO法人サウンドウッズウッズの活動に関心を持っていただき有難うございます。
 
 私は製材から始めたのですが、サウンドウッズ代表の安田哲也(彼が設計をします)と二人で事業をはじめたことで、内野さんがおっしゃる「俯瞰する感覚」を持ち始めました。
 今回の支援事業では、各地で同じ課題が明らかになりました。これからが楽しみです。

今後とも宜しくお願いします。
能口秀一
Posted by 能口秀一 at 2012年03月28日 20:58

そう、能口さんには会津坂下町の幼稚園で大変お世話になりました。
丸太材を活用するために役場に別発注をしてもらい、
「地元の木で公共建築を建てる」ことが実現します。

どうしても掛け声だけになり勝ちですが、
今回木活協の技術支援で能口さんに来ていただき、
発注者や設計者、木材関係者が同じテーブルについて
問題点を共有したことが身を結ぶことになりそうです。
Posted by 阿部直人 at 2012年03月30日 11:35
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