2015年01月14日

佐那河内村と

建築士会で進めている「空き家改修マニュアル」

木研有志によるWGでの会議も10回を越え、
最終形も見えてきたところで。

実際に改修する民家の構造耐力をどう担保するか。

昨年度から佐那河内村に入って平屋の古民家で
調査研究提案をしている大阪工大チームの構造
担当白髪研究室の白髪先生に来徳いただいて。

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現地確認から・・

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限界耐力計算のレクチャー@自治会館

意匠設計者にはハードル高かったです正直。

そんな中設計するときの留意事項としてあらためて
為になったのが各耐震要素の特性比較でした。

土壁
初期剛性9kN@1/120rad→変形限界@1/15rad

荒壁パネル
初期剛性12kN@1/60rad→1/15rad過ぎても耐力保持

構造用合板
初期剛性12kN@1/120rad→変形限界@1/30rad

木製筋交い45*90
初期剛性3kN@1/120rad→変形限界@1/30rad

初期剛性が高くてもあまり傾かないうちに壊れる、
初期剛性は低くても限界はむこうのほう。

生命空間の確保には後者。違う要素を混ぜると、
変形限界の早いものが壊れた時点で当然全体の
耐力はぐっと下がる。

白髪先生のご指導の下、徳島の若手構造設計者
中村さんが限界耐力計算に初挑戦してくれます。




先生のバスの時間まで駅前で焼き鳥で





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懇親会!やはりこれがないと。

「あたしやちいさいときは近所で土壁塗る
やいうたらみなで手伝いよったんじょ。
難しいもんでないんよ。近所でするもん
だったんよほんなんわあ」

仕上げの左官はもちろんプロでしょうが、
なるほど。

「昔は板壁だったんよ。ほなけど板が高う
なって、庶民の家ではほんなんでけんけん
土壁ができたっちゅうんもあるんよな」

「ほなけん土壁が高いんだったら今は板
でええんよ。また板があかんようになったら
自然に土壁が復活するわよ」

面白いなー。
改正省エネ法で土壁が不可能にならんように
しとかんと、こんな話すらできなくなります。






posted by mokuken at 08:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月11日

1/7

空き家改修マニュアルWGで、実際に改修
計画に取り組む家の調査。二回目。

前回は平面を採っただけでしたが今回は
限界耐力計算の資料として伏図を起こす
ための実測でした。


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小屋伏せ調査人田村さん!

身軽に、押入れの中の小さな改め口から
天井にあがって黙々と実測、スケッチ。

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かっこいい!

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屋根の重なりの美しい家でした。

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屋根のかかった水槽。
何に使ったものでしょうか・・・

いよいよ明日は大阪工大の白髪先生をお招き
しての限界耐力計算レクチャーです。聴講者数
予想をはるかにうわまわってます。



posted by mokuken at 18:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月05日

日本らしい景色はいずこに・・・

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日本の、地域地域の風土に合わせて
進化してきた伝統的な構法の家。

省エネ改正法がいまのまま成立して
しまうと建てられなくなる可能性が
あります。およそ日本的でない家で
街中も郊外も山の中も埋め尽くされて
しまうかもしれません。

「職人が作る木の家ネット」の皆さん
が、わかりやすい解説ページを作って
下さっていますので読んでみて下さい。

出だしはこうです・・・

断熱化と高効率省エネ機器による、
外界を遮断して、冬は20℃夏は27℃
の室内環境をつくり出すことを義務化
する動きにギモンがあれば、パブコメ
を出してください。

あとから「ああ、あの時、ちゃんと
言っておけばよかった」とならない
ために。

これは黙っていられないという方は
是非ご意見を提出してください。

リンクの最後の方の「文案集」の
0(ゼロ)をクリックして、さーっ
と読んでみてくださいね。パブコメ
提出先もこのリンクの中にあります
       ↓
「改正省エネ法パブコメを出そう!」







posted by mokuken at 08:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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