フレッセの「耐震シェルター」8畳対応サイズ
の試験が行われた。
フレッセの職員の方や組み立て担当の大工さん
たちは前週から乗り込んで準備をされていて、
私は3/13のほうに立ち合わせていただいた。
在来軸組み工法+構造用合板でできた六面体。
県産材を利用した簡易耐震化工法検討委員会で
「耐震建具」とともにこの一年協議を続けた
もの。
既にある6畳間タイプは徳島県の耐震改修の
補助金対象であり、施工例も増えているが、
もう少し広いのがなあればという現場や市民
の方々からの声を反映する形で8畳間対応型
への展開となった。
県産材をより多く使いたくて、天井パネルは
足場板を利用した連続小梁スラブとした。
せめて天井側には杉材を現しにしたかったが
引っ張り面を開放にしては十分な強度がとれず
やむなく合板に隠れることに。
これから検討が続くなら合板と県産材の比率
を逆転して、居住性の向上につなげたいもの。

加力前

シェルターの梁面中央を静的に「押す」試験。

浮き上がらないよう床の@500のボルト孔に
直接固定。ボルト孔が合わないところは金物
を介して固定。

130kN時

梁がZ型に変形しているのがわかる

連続小梁スラブもおおきく波打つ
シェルターを床に固定する中間部材の変形が
はじまって、その部材の試験的様相を呈しはじ
めたあたりで修了。
期待値はほぼ出た様子。
詳しい報告はまた後日。
試験終了後は、分別処理と、徳島への運搬の為、
フレッセ委員長や職員の方、大工さん、ビデオ
撮影班、香川大学の宮本先生たち、私も一緒に、
延々と解体、くぎ抜き作業!!
(写真撮る余裕ナシ)
試験所の方の見事なオペレーションの様子・・



皆様ご苦労様でした!!